みならいノート

地学 2027年度版

偏西風波動と高気圧・低気圧

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「地学」の内容 (3) ア (ア) ㋑「大気の運動と気象」。
内容の取扱いは「『大循環』による現象については、偏西風波動と地上の高気圧や低気圧との
関係も扱うこと」を求めている。

0. どういう論点か

偏西風波動(上空の偏西風の蛇行)と地上の高気圧・低気圧はセットで動きます。
「上空の波」と「地上の渦」の対応が、この論点の中心です。

上空(偏西風波動) 地上
気圧の谷(トラフ)の東側=上昇 低気圧が発達
気圧の尾根(リッジ)の東側=下降 高気圧が発達
波が大きく蛇行(ブロッキング) 天気がぐずつき、長く続く

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. 偏西風波動とジェット気流

根拠: 学習指導要領 地学-(3)-ア-(ア)-㋑

ジェット気流とは?

対流圏上部(圏界面付近)を吹く、非常に強い偏西風の流れ

風速は冬に 100 m/s を超えることもある。

偏西風が上空で強いのはなぜ?

南北の温度差が大きいほど風が強くなり、その効果が高さとともに積み上がるから

温度差が大きい冬に強い。

偏西風波動とは?

偏西風が南北に蛇行する波のこと

波の数はふつう 3〜6 程度。

偏西風の蛇行は、熱の輸送にどう働く?

北へ張り出したところで暖気を高緯度へ、南へ下がったところで寒気を低緯度へ運ぶ

南北の熱交換の主役。

気圧の谷(トラフ)の東側で地上の低気圧が発達するのはなぜ?

上空で空気が発散し、下から空気が吸い上げられて上昇気流になるから

上空と地上が連動している。

ブロッキング(偏西風の大きな蛇行が動かなくなること)が起こると、天気はどうなる?

同じ天気が長く続く(猛暑・長雨・寒波)

低気圧や高気圧の動きが止まる。

2. 温帯低気圧と前線

根拠: 学習指導要領 地学-(3)-ア-(ア)-㋑

温帯低気圧はどこで発生する?エネルギー源は何?

中緯度の前線帯(暖気と寒気の境目)。南北の温度差(位置エネルギー)

台風とはエネルギー源が違う。

温帯低気圧の構造は?

中心から南東に温暖前線、南西に寒冷前線がのびる

前線をはさんで暖気と寒気が接する。

寒冷前線付近の天気の特徴は?

積乱雲による激しい雨・雷・突風。通過後は気温が下がる

寒気が暖気を急に押し上げる。

温暖前線付近の天気の特徴は?

乱層雲などによる、広い範囲の弱い雨が長く続く。通過後は気温が上がる

暖気が寒気の上をゆるやかに這い上がる。

停滞前線とは?日本ではいつ現れる?

暖気と寒気の勢力がつり合って動かない前線。梅雨と秋雨のころ

長雨をもたらす。

閉塞前線はどうやってできる?そのとき低気圧はどうなる?

寒冷前線が温暖前線に追いついてできる。低気圧は衰える

暖気が地上から切り離される。

温帯低気圧はどの向きに動く?速さは?

偏西風に乗って西から東へ。1 日に数百〜1000 km 程度

だから日本の天気は西から変わる。

3. 高気圧と天気

根拠: 学習指導要領 地学-(3)-ア-(ア)-㋑

高気圧の中心付近で天気がよいのはなぜ?

下降気流があり、雲ができにくいから

空気が乾燥する。

温暖高気圧(亜熱帯高気圧)と寒冷高気圧(シベリア高気圧)の違いは?

温暖高気圧は上空まで背が高く、下降気流による。寒冷高気圧は地表付近の冷たい空気による背の低い高気圧

太平洋高気圧は前者、シベリア高気圧は後者。

移動性高気圧とは?いつ見られる?

偏西風に乗って東へ移動する高気圧。春と秋

低気圧と交互に来るので天気が周期的に変わる。

地上の低気圧・高気圧を天気図でどう読み分ける?

等圧線が閉じた曲線で、中心が周囲より低ければ低気圧、高ければ高気圧

絶対的な気圧の値では決まらない。

等圧線の間隔がせまいところでは、風はどうなる?

強い(気圧傾度力が大きい)

台風の中心付近は間隔が極端にせまい。

このノートの 18 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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