中生代
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「地学」の内容 (2) ア (イ) ㋒「地球環境の変遷」。
大気・海洋・大陸・古生物の変遷のうち、中生代(約 2.5 億〜6600 万年前)を扱う。
0. どういう論点か
中生代は「超大陸の分裂」と「爬虫類の繁栄」が並行して進む時代です。
大陸が分かれたことと、生物が多様化したことがつながっているのが読みどころです。
| 紀 | 大陸 | 生物 |
|---|---|---|
| 三畳紀 | パンゲアがまだ 1 つ | 絶滅から回復、恐竜と哺乳類の出現 |
| ジュラ紀 | パンゲアが分裂を始める | 恐竜の繁栄、鳥類の出現、アンモナイト |
| 白亜紀 | 分裂が進み大西洋が開く | 被子植物の出現、末に大量絶滅 |
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- 哺乳類は三畳紀に現れている(新生代に現れたのではない)
- 被子植物の出現は白亜紀(それ以前は裸子植物とシダ植物)
- 白亜紀末の絶滅は隕石の衝突が主原因とされる(古生代末とは別の原因)
1. 三畳紀からジュラ紀
根拠: 学習指導要領 地学-(2)-ア-(イ)-㋒
中生代の初め(三畳紀)の大陸の配置は?
パンゲアが 1 つにまとまっていた
内陸は乾燥した気候だった。
三畳紀に現れた重要な動物のグループを 2 つ挙げると?
恐竜と哺乳類
どちらも小型から始まった。
パンゲアが分裂を始めたのはいつ?
ジュラ紀
大西洋が開き始め、ゴンドワナとローラシアに分かれた。
ジュラ紀に繁栄した生物を 3 つ挙げると?
恐竜、アンモナイト、裸子植物(ソテツ・イチョウ・針葉樹)
海には首長竜や魚竜もいた。
鳥類が現れたのはいつ?何から進化した?
ジュラ紀。恐竜(獣脚類)から進化した
始祖鳥(アルカエオプテリクス)が化石として知られる。
中生代の気候はどんな特徴があった?
全体に温暖で、極地にも氷床が無かった
海水面も現在より高かった。
2. 白亜紀
根拠: 学習指導要領 地学-(2)-ア-(イ)-㋒
白亜紀の大陸はどうなっていた?
分裂が進み、現在に近い配置へ向かい始めた(大西洋が広がった)
インドやオーストラリアも分かれていく。
被子植物が現れたのはいつ?何をもたらした?
白亜紀。昆虫との関係(送粉)が発達し、陸上生態系が大きく変わった
現在の植物の主流になる。
「白亜」とは何?名の由来は?
微小な藻類(円石藻)の殻がたまってできた白い石灰岩(チョーク)
ヨーロッパの白亜層から紀の名がついた。
白亜紀の海の示準化石を 2 つ挙げると?
アンモナイトとイノセラムス(二枚貝)
どちらも白亜紀末に絶滅する。
白亜紀には海面が高く、大陸の内部まで浅い海が広がった。なぜ海面が高かった?
海嶺の活動が活発で海洋底が若く(浅く)、氷床が無かったから
海洋底が膨らんだぶん海水があふれた。
3. 白亜紀末の大量絶滅
根拠: 学習指導要領 地学-(2)-ア-(イ)-㋒
白亜紀末の大量絶滅で絶滅した代表的な生物を 3 つ挙げると?
恐竜、アンモナイト、翼竜(海では首長竜)
哺乳類・鳥類・被子植物は生き残った。
白亜紀末の絶滅の主な原因として有力な説は?
巨大隕石(直径 10 km 程度)の衝突
メキシコのユカタン半島にクレーター(チチュルブ)が見つかっている。
隕石衝突説の証拠を 2 つ挙げると?
境界の地層に含まれる高濃度のイリジウムと、衝撃で変形した鉱物(衝撃石英)
イリジウムは地球の地殻には少なく、隕石に多い元素。
隕石の衝突がなぜ大量絶滅につながった?
巻き上げられた粉じんが日光をさえぎり、光合成が止まって食物連鎖が崩れた
急激な寒冷化と、その後の温暖化も起こった。
中生代と新生代の境界(K–Pg 境界)は、地層でどう見える?
イリジウムに富む薄い粘土層として世界中で見られる
この層が時代の境界の目印になっている。
白亜紀末の絶滅の後、どのグループが大きく多様化した?
哺乳類と鳥類
恐竜が占めていた生態的な地位が空いたため。