みならいノート

地学 2027年度版

マグマの分化と火成岩

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「地学」の内容 (2) ア (ア) ㋒「火成活動」。
告示が求める「マグマの発生と分化及び火成岩の形成」のうち、分化と火成岩を扱う。

0. どういう論点か

1 種類のマグマ(玄武岩質)から、なぜいろいろな火成岩ができるのか。
答えは結晶分化作用——固まる順番が決まっているからです。

冷え方 組織 例
火山岩 地表付近で急に冷える 斑状組織(細粒の石基+斑晶) 玄武岩・安山岩・流紋岩
深成岩 地下でゆっくり冷える 等粒状組織 斑れい岩・閃緑岩・花こう岩

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. 結晶分化作用

根拠: 学習指導要領 地学-(2)-ア-(ア)-㋒

結晶分化作用とは?

マグマが冷える途中で、晶出した結晶が分離し、残りのマグマの組成が変わっていくこと

1 種類のマグマから多様な火成岩ができる仕組み。

マグマが冷えるとき、最初に晶出する主な鉱物は?

かんらん石(次に輝石)

融点が高く、Mg・Fe に富む鉱物から晶出する。

晶出した結晶が沈むと、残ったマグマの SiO₂ 量はどうなる?

増える(よりねばい、流紋岩質に近づく)

Mg・Fe が結晶として抜けていくため。

玄武岩質マグマから安山岩質・流紋岩質マグマができる順を説明すると?

玄武岩質 → (かんらん石・輝石が晶出して分離)→ 安山岩質 → さらに分化 → 流紋岩質

残るマグマの量は減っていく。

有色鉱物(かんらん石・輝石・角閃石・黒雲母)が多い火成岩は、何色で密度は?

黒っぽく、密度が大きい

塩基性(苦鉄質)の岩石。

無色鉱物(石英・長石)が多い火成岩の特徴は?

白っぽく、密度が小さい。SiO₂ に富む

酸性(珪長質)の岩石。

2. 火成岩の分類

根拠: 学習指導要領 地学-(2)-ア-(ア)-㋒

火成岩を火山岩と深成岩に分ける基準は?

マグマが冷えた場所と速さ(地表付近で急冷か、地下でゆっくりか)

化学組成ではない。

斑状組織とは?どちらの岩石に見られる?

大きな結晶(斑晶)が細かい部分(石基)に埋まった組織。火山岩

急冷されて成長できなかった部分が石基になる。

等粒状組織とは?どちらの岩石に見られる?

同じくらいの大きさの結晶がすきまなく並ぶ組織。深成岩

ゆっくり冷えて全部の結晶が成長できた。

SiO₂ の量による区分(塩基性・中性・酸性)と、火山岩・深成岩の名前を対応させると?

塩基性: 玄武岩/斑れい岩 中性: 安山岩/閃緑岩 酸性: 流紋岩/花こう岩

縦が組成、横が冷え方の表になる。

玄武岩と斑れい岩は何が同じで何が違う?

化学組成はほぼ同じで、冷え方(組織)が違う

玄武岩は火山岩、斑れい岩は深成岩。

花こう岩をつくる主な鉱物は?

石英・カリ長石・斜長石(+黒雲母)

無色鉱物が多く、白っぽい。

かんらん岩は火成岩の分類でどこに入る?

超塩基性(超苦鉄質)岩

マントルをつくる岩石で、SiO₂ が 45 % 以下。

3. 火成岩体と地下での固まり方

根拠: 学習指導要領 地学-(2)-ア-(ア)-㋒

マグマが地下で固まってできた大きな岩体を何という?

深成岩体(バソリス=底盤)

花こう岩からなるものが多い。

地層を切って板状に貫入した火成岩体、地層に平行に入った火成岩体を、それぞれ何という?

岩脈(切って入る)と岩床(平行に入る)

貫入の形で呼び名が違う。

貫入している岩体と、貫入された地層のどちらが古い?

貫入された地層のほうが古い

地層の新旧を決める手がかり(貫入の法則)になる。

マグマが急冷されてガラス質になった岩石の例は?

黒曜石(流紋岩質のガラス)

結晶ができる時間が無いとガラスになる。

このノートの 17 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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