補語のある文
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 小学校 エ(イ)b、中学校 エ(イ)a。
0. どういうまとまりか
「A は B だ」の形のうち、be 動詞以外の動詞を使うものです。
be 動詞が「=」を表すのに対し、これらの動詞は「=になる」「=に見える・聞こえる」と、
変化や感じ方を足します。
| 動詞 | 意味 | 後ろに置くもの |
|---|---|---|
| become / get | 〜になる | 名詞・形容詞(get は形容詞が中心) |
| look | 〜に見える | 形容詞 |
| sound | 〜に聞こえる | 形容詞 |
| feel | 〜に感じる | 形容詞 |
| taste / smell | 〜の味がする・においがする | 形容詞 |
見分け方は 1 つだけです。主語と後ろの語がイコールで結べれば補語。
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- look の後ろは形容詞(× You look happily)
- 「〜のように見える」と名詞を続けるときは look like + 名詞
- become は名詞も形容詞も取れるが、get は形容詞(get angry / × get a doctor)
1. 「〜になる」の文
根拠: 学習指導要領 中-エ-(イ)-a
He ____ a doctor last year.
彼は昨年、医者になりました。
彼は昨年、医者になりました。
became
become の後ろには名詞も形容詞も置ける。主語とイコールの関係(彼=医者)になる。
It is ____ dark outside.
外は暗くなってきました。
外は暗くなってきました。
getting
後ろに置ける語が違う。become は名詞も形容詞も置ける(become a teacher / become famous)。get は形容詞が中心で、変化の途中を表す(get angry / get dark)。
It is ____ cold in this room.
この部屋は寒くなってきています。
この部屋は寒くなってきています。
getting
「〜になる」の変化を表すので get。後ろは形容詞。
2. 「〜に見える・聞こえる」の文
根拠: 学習指導要領 中-エ-(イ)-a
You look ____ today.
あなたは今日、疲れて見えます。
あなたは今日、疲れて見えます。
tired
look / sound / feel / taste / smell の後ろには形容詞を置く。That sounds good. / This cake tastes sweet. 主語がどんなふうに感じられるかを言う文なので、副詞ではなく形容詞。
You look ____ today.
あなたは今日、うれしそうに見えます。
あなたは今日、うれしそうに見えます。
happy
look の後ろは「主語=どんなだ」を表す補語なので形容詞(× You look happily.)。
That ____ interesting!
それはおもしろそうですね。
それはおもしろそうですね。
sounds
相手の話を聞いての感想。sound の後ろは形容詞。
3. look like と look の違い
根拠: 学習指導要領 中-エ-(イ)-a
He looks ____ a teacher.
彼は先生のように見えます。
彼は先生のように見えます。
like
後ろが名詞のときだけ like を入れる。He looks young.(形容詞 → like は要らない)。
She looks ____ her mother.
彼女はお母さんに似ています。
彼女はお母さんに似ています。
like
後ろが名詞(her mother)なので like が要る。
4. be 動詞の文との関係
根拠: 学習指導要領 小-エ-(イ)-b
He ____ a doctor at this hospital.
彼はこの病院の医者です。
彼はこの病院の医者です。
is
どちらも「主語+動詞+補語」。主語と補語がイコールで結べる点は同じで、動詞が変化や感じ方を足しているかどうかだけが違う。小学校で習う be 動詞の文が、この文型の出発点になる。
My father ____ a teacher ten years ago.
父は 10 年前に先生になりました。
父は 10 年前に先生になりました。
became
be 動詞ではなく became なので「〜になった」。