身近な地域の歴史の調べ方
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 歴史的分野 A (2) 身近な地域の歴史 ア (ア)「地域の歴史について調べ、年表などにまとめる技能」。
0. どういう論点か
教科書に出てくる歴史は、日本全体をまとめて見たものです。
けれど、どの出来事も必ずどこかの地域で起きていて、自分の住む町にも寺や神社、古墳や城跡、祭りや古い地名が残っています。
それらを手がかりに調べると、全体の歴史の流れが、自分の地域ではどう現れたかが見えます。
調べるときは、次の順に進めるのが基本です。
| 段階 | すること |
|---|---|
| 1. テーマを決める | 何を知りたいかを問いの形にする(例: この神社の祭りはいつから続いているか) |
| 2. 計画を立てる | 予想を立て、どこで・何を使って調べるかを決める |
| 3. 調べる | 史跡や文化財を見る・郷土資料館や博物館で資料を見る・聞き取りをする・古い地図や写真を集める |
| 4. まとめる | 年表や地図・レポートにまとめ、日本全体の歴史と比べる |
| 5. 発表する | 分かったことと、新たに生まれた疑問を伝える |
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- 史跡は「場所」、有形文化財は「物」、無形文化財は「わざ」(形の無いものも文化財になる)
- 国宝は重要文化財の中から選ばれる(別の枠ではなく、重要文化財のうち特に価値の高いもの)
- 聞き取りは文字に残らないことを知る方法(記憶違いもあるので、ほかの資料と照らし合わせる)
1. 調べる手順と方法
根拠: 学習指導要領 歴-A-(2)-ア-(ア)
地域の歴史を調べるとき、最初にすることは?
調べるテーマ(問い)を決める
問いが決まってから、予想を立て、どこで何を調べるかの計画を立てる。
地域の出土品や古い道具・記録を集めて展示し、地域の歴史を調べる手がかりになる施設は?
郷土資料館(博物館)
学芸員に質問したり、展示されていない資料について聞いたりすることもできる。
地域のお年寄りなどから、昔の暮らしや出来事を直接話してもらって調べる方法を何という?
聞き取り調査
文字に残っていないことを知ることができる。記憶違いもあるので、ほかの資料と照らし合わせる。
調べた地域の出来事を、日本全体の歴史と関連付けて見るには、どのようにまとめるとよい?
地域の年表と日本の年表を、同じ年代の目盛りで並べる
同じころに日本全体で何が起きていたかが並ぶので、地域の出来事の背景が見えてくる。
2. 文化財の種類
根拠: 学習指導要領 歴-A-(2)-ア-(ア)
文化財を守り、活用するために定められた法律は?
文化財保護法
1949 年に法隆寺金堂の壁画が焼損したことをきっかけに、1950 年に定められた。
重要文化財のうち、特に価値が高いとして国が指定したものを何という?
国宝
国宝は重要文化財の中から選ばれる。建造物や美術工芸品が指定される。
演劇・音楽・工芸技術などのように、形は無いが、人が受け継いできた「わざ」そのものを守る文化財を何という?
無形文化財
建物や仏像のように形のあるものは有形文化財。
貝塚・古墳・城跡のように、歴史上重要な遺跡として国が指定したものを何という?
史跡
史跡は場所そのものを守る。祭りや年中行事、暮らしの道具(民具)は民俗文化財として守られる。