植物のなかま分け
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 第 2 分野 (1) いろいろな生物とその共通点 ア (イ)「生物の体の共通点と相違点」㋐。
0. どういう論点か
植物のなかま分けは、3 つの問いを順に当てはめていくだけです。
- 種子をつくるか? つくらなければ胞子でふえる植物
- (種子をつくるなら)胚珠は子房の中か? 中なら被子植物、むき出しなら裸子植物
- (被子植物なら)子葉は 1 枚か 2 枚か? 1 枚が単子葉類、2 枚が双子葉類
胞子でふえる植物は、根・茎・葉の区別があるかで、シダ植物とコケ植物に分かれます。
単子葉類と双子葉類は、子葉・葉脈・根の 3 つがそろって違います。
| 子葉 | 葉脈 | 根 | 例 | |
|---|---|---|---|---|
| 単子葉類 | 1 枚 | 平行脈 | ひげ根 | イネ・トウモロコシ・ユリ・ツユクサ |
| 双子葉類 | 2 枚 | 網状脈 | 主根と側根 | アブラナ・サクラ・タンポポ・ヒマワリ |
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- シダ植物には根・茎・葉の区別がある(無いのはコケ植物)
- コケ植物の仮根は、水を吸うためではなく体を固定するため
- 胞子でふえる植物も、光合成をする(種子をつくらないだけ)
1. 単子葉類と双子葉類
根拠: 学習指導要領 2-(1)-イ-㋐
被子植物は、何の数によって 2 つに分けられるか?
子葉の数
1 枚が単子葉類、2 枚が双子葉類。
単子葉類の葉脈と根の特徴は?
葉脈=平行脈(すじが平行に並ぶ)
根=ひげ根(同じような太さの根がたくさん)
双子葉類の葉脈と根の特徴は?
葉脈=網状脈(すじが網の目のよう)
根=主根と側根(太い根から細い根が枝分かれ)
単子葉類の例を 3 つ挙げよ。
イネ・トウモロコシ・ユリ・ツユクサ・ススキなど
双子葉類の例を 3 つ挙げよ。
アブラナ・サクラ・タンポポ・ヒマワリ・アサガオなど
葉の葉脈が網目状になっている植物の根は、どんな形をしていると考えられるか?
主根と側根
網状脈なら双子葉類なので、根も双子葉類の形になる。
1 つの特徴から他の特徴を言い当てる問題が多い。
2. 種子をつくらない植物
根拠: 学習指導要領 2-(1)-イ-㋐
種子をつくらない植物は、何でふえるか?
胞子
胞子は、葉の裏などにある胞子のうの中でつくられる。
シダ植物の特徴を 2 つ挙げよ。
胞子でふえる・根・茎・葉の区別がある
例: イヌワラビ・ゼンマイ・スギナ。
コケ植物の特徴を 2 つ挙げよ。
胞子でふえる・根・茎・葉の区別がない
例: ゼニゴケ・スギゴケ。
コケ植物の仮根の役割は何か。水はどこから取り入れるか?
仮根=体を地面などに固定する
水=体の表面全体から取り入れる
根のように水を吸い上げる働きはない。
シダ植物とコケ植物に共通する点と、違う点は?
共通=胞子でふえる・光合成をする
違い=根・茎・葉の区別が、シダ植物にはあり、コケ植物にはない
「種子をつくる・胚珠がむき出し」の植物は何か?
裸子植物
被子植物か裸子植物かは、子房があるか(胚珠が包まれているか)で決まる。