みならいノート

中学数学 2027年度版

文字式の表し方

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

学習指導要領 第 1 学年 A 数と式 (2) 文字を用いた式 ア (ア)「文字を用いることの必要性と意味」と
(イ)「文字を用いた式における乗法と除法の表し方」。

0. 何を押さえるか

「1 本 80 円の鉛筆を何本か買う」ときの代金は、本数によって変わります。
本数を とすれば、代金はどの本数でも 円という1 つの式で表せます。これが文字を使う必要性です。

文字式には、書き方の決まりがあります。

決まり 例
乗法の記号 を省く
数は文字の前に書く
1 は省く( は だけ残す) 、
同じ文字の積は累乗で書く
除法の記号 を使わず分数で書く

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. 文字を使う必要性

根拠: 学習指導要領 中1-A-(2)-ア-(ア)

文字は、いろいろな値をとる数の代わりです。
文字を使えば、数量の関係を、どの値にもあてはまる形で 1 つにまとめて表せます。

数量を表すのに文字を使うと、何ができるようになるか?

いろいろな値をとる数量を、1 つの式でまとめて表せる

1 本 80 円の鉛筆 本の代金は 円。1 本でも 10 本でも、この式 1 つで表せる。

代入とは何か? また式の値とは何か?

代入は式の中の文字を数に置きかえること。式の値は代入して計算した結果

のとき、 の値は 。

のとき、 の値は?

負の数はかっこをつけて代入する。。かっこを忘れると と誤る。

のとき、 の値は?

。

2. 乗法の表し方

根拠: 学習指導要領 中1-A-(2)-ア-(イ)

文字式では、 を省いて、数を先に、文字はふつうアルファベット順に書きます。

を、文字式の書き方で表すと?

を省き、数を文字の前に書く。文字はふつうアルファベット順にする。

と を、文字式の書き方で表すと?

と

係数の 1 は省く。 のときは だけを残す。

を、文字式の書き方で表すと?

省いてよいのは係数がちょうど 1 のときだけ。 を とは書かない。

を、文字式の書き方で表すと?

同じ文字の積は累乗(指数)で書く。

を、文字式の書き方で表すと?

かっこのついた式も 1 つのまとまりとして扱い、数を前に出す。

3. 除法の表し方

根拠: 学習指導要領 中1-A-(2)-ア-(イ)

文字式では を使わず、分数の形で書きます。わる数が分母になります。

を、文字式の書き方で表すと?

を使わず、わられる数を分子、わる数を分母にした分数で書く。

を、文字式の書き方で表すと?

負の数でわるときは、 の符号を分数の前に出す。

を、文字式の書き方で表すと?

と は省けるが、 と は省けない。

練習問題

問 1  を文字式の書き方で表せ。

方針 文字式の決まりを順にあてはめる。「数は文字の前に書く」「 を省く」の 2 つを使う。

  1. 数の を、いちばん前に出す。
  2. を省く。先頭の負の数は、かっこをはずして書く。
  3. 文字が 、 のアルファベット順になっていることを確かめる。

問 2  を文字式の書き方で表せ。

方針 かけ算の部分と、わり算の部分に分けて考える。同じ文字の積は累乗に、 は分数に直す。

  1. 同じ文字の積を累乗で書く。 は
  2. かけ算の を省く。 は
  3. は、4 を分母にした分数で書く。 は

問 3  を文字式の書き方で表せ。

方針  は分数で書く。わられるのは「かっこの中の式ぜんぶ」なので、 をまるごと分子にのせる。

  1. わられる式 を分子、わる数 を分母にする。
  2. 分数の線が「ひとまとまり」を表すので、分子のかっこは要らない。はずして

ここで間違えやすい  と書いてしまう。これは だけを 3 でわった式で、別のもの。

問 4  を、記号 を使って表せ。

方針 省かれている をもどす。累乗は、同じ文字を何個かけたかを表しているので、その個数だけ書きならべる。

  1. 数と文字のあいだ、文字と文字のあいだに がかくれている。もどすと、
  2. 指数の 2 は についている。 は を 2 個かけたものなので、
  3. 合わせて 。

ここで間違えやすい  まで 2 個かけて、 としてしまう。 の指数は、すぐ前の だけにかかる。

問 5  のとき、 の値を求めよ。

方針 省かれている をもどしてから、 のところに を入れる。負の数は、かならずかっこをつけて代入する。

  1. をもどすと、
  2. に を代入する。
  3. 累乗を先に計算する。
  4. 前の項を計算する。
  5. うしろの項を計算する。負の数どうしの積なので、
  6. 2 つをたす。

ここで間違えやすい かっこをつけずに代入して、 を としてしまう。 は で、。

問 6 、 のとき、 の値を求めよ。

方針 文字を数におきかえる。 には 、 には を入れる。負の数はかっこをつけて代入し、累乗を先に計算してからひく。

  1. 代入すると、
  2. 分数を計算する。
  3. 累乗を計算する。
  4. ひき算をする。

ここで間違えやすい 式の と の を打ち消して、 にしてしまう。先に を計算し、それをひくので になる。

このノートの 12 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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