データ操作
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
シラバス Ver.6.5 の小分類 56「データ操作」(大分類 9:技術要素/中分類 21:データベース)。
2026-08-05 にシラバス本文と突合済み。
0. 何を押さえるか
この小分類には用語例が置かれておらず、問われるのは表から目的のデータを取り出せるかです。
関係データベースの操作は、突き詰めると 3 つしかありません。
| 操作 | 何をするか | 表がどうなるか |
|---|---|---|
| 選択 | 条件に合う行を取り出す | 行が減る |
| 射影 | 必要な列を取り出す | 列が減る |
| 結合 | 複数の表をつなぐ | 列が増える |
選択は行、射影は列——ここが最頻出で、しかも取り違えやすいところです。
「選択」という語感から列を選ぶと思いがちですが、逆です。
1. 3 つの基本操作
根拠: シラバス 9-21-56
選択と射影の違いは?
| 何を取り出すか | 結果 | |
|---|---|---|
| 選択 | 条件に合う行 | 行が減る(列はそのまま) |
| 射影 | 指定した列 | 列が減る(行はそのまま) |
選択=行、射影=列。
「東京都の顧客だけ」→ 選択
「氏名と電話番号だけ」→ 射影
結合とは? 何を手がかりにつなぐか?
複数の表を、共通する項目の値を手がかりに 1 つの表にすること
多くは外部キーと主キーの対応を使う。
注文表(顧客番号を持つ)と顧客表(顧客番号が主キー)を結合すると、
注文に顧客の氏名や住所を並べた表が得られる。
結合すると列が増える。
「東京都の顧客の氏名だけを取り出す」には、どの操作をどう組み合わせるか?
選択 → 射影
- 選択:住所が東京都の行を取り出す
- 射影:氏名の列だけを取り出す
実際の問い合わせでは 3 つの操作を組み合わせて使う。
どの操作が行に効き、どれが列に効くかを意識すると組み立てやすい。
2. 並べ替えと集計
根拠: シラバス 9-21-56
データベースの並べ替えと集計では何ができるか?
| 何をするか | |
|---|---|
| 並べ替え | 指定した項目の昇順・降順に行を並べる |
| 集計 | 件数・合計・平均・最大・最小を求める |
グループごとに集計することもできる
(「商品分類ごとの売上合計」など)。
表計算ソフトと違い、データ量が増えても同じ手順で扱えるのが
データベースを使う理由の 1 つ。
複数の条件で行を絞り込むとき、AND と OR はどう違うか?
| 意味 | 件数 | |
|---|---|---|
| AND | 両方を満たす行 | 減る |
| OR | どちらかを満たす行 | 増える |
集合でいえば AND が積集合、OR が和集合。
条件を足したのに件数が増えたら OR、というのが確認の目安になる。