みならいノート

地理探究 2027年度版

都市の発達と機能

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

学習指導要領「地理探究」A (4) ア (ア) の「人口,都市・村落などに関わる諸事象」と、「人口,居住・都市問題の現状や要因,解決に向けた取組」。
このノートは、都市がどんな場所に生まれ、どんな働きを持ち、周りの地域とどう結び付いて大きくなるか(都市圏・首位都市・メガロポリス)を扱います。

0. 何を押さえるか

都市は、どこに立地したかと、何の働きで人を集めているかの 2 つの見方で整理できます。

見方 区分 例
立地 谷口集落、滝線都市、渡津集落、峠の集落 青梅、アメリカ合衆国東部の滝線都市
成り立ち 城下町、門前町、宿場町、港町 長野(門前町)
機能 生産都市(工業・鉱業)、交易都市(商業・港湾)、消費都市(政治・観光・学術など) 学園都市のオックスフォード、政治都市のキャンベラ
規模と結び付き 大都市圏、メガロポリス、首位都市、世界都市 ボストンからワシントンまでの都市群

都市の人口と、その順位は変わるので、このノートでは扱いません。

取り違えやすい分かれ目は次の 3 つ。

1. 都市の立地

根拠: 学習指導要領 地理探究-A-(4)-ア-(ア)

都市は、異なる地域の人や物が出会う場所、つまり交通の結節点に生まれやすいのが特徴です。

川が山地から平野に出る谷の出口に発達した集落を何というか? なぜそこに発達したのか?

谷口集落。山地の産物と平野の産物を交換する市が立ったから

東京都の青梅などが例。山と平野という異なる地域の境目が、交易の場になった。

アメリカ合衆国東部で、アパラチア山脈の東のふもとと海岸平野の境に並ぶ都市を何というか?

滝線都市

川に滝や急流があり、船が上れる終点になったうえ、滝の水力を工業に使えたことで発達した。

大きな川の渡し場に発達した集落を何というか?

渡津集落

橋をかけられなかった時代、川を渡る人と荷がそこで止まったために栄えた。大井川をはさむ静岡県の島田と金谷が例。

2. 都市の機能と都市圏

根拠: 学習指導要領 地理探究-A-(4)-ア-(ア)

都市は周りの地域に商品やサービスを提供し、周りの地域から人を集めます。この結び付きの範囲が都市圏です。

周りの地域に商品やサービスを提供する都市の働きを何というか?

中心地機能

大きな都市ほど、めったに買わない高価な品や専門的なサービスを、広い範囲に提供する。

都市が周りの地域に商品やサービスを提供する働きから、都市の大きさと分布の規則性を説明したドイツの地理学者は?

クリスタラー

南ドイツの都市の分布をもとに、中心地理論を唱えた。大きな都市は少なく間隔が広く、小さな都市は多く間隔が狭い。

大都市の中心部で、昼間人口と夜間人口のどちらが多いか? それはなぜか?

昼間人口のほうが多い。郊外から多くの人が通勤・通学してくるから

反対に、大都市の周りの住宅都市は、昼間に人が出ていくので夜間人口のほうが多い。

大都市の周りにあり、住む場所として発達し、多くの人が大都市へ通勤する都市を何というか?

衛星都市(住宅都市は、とくにベッドタウンとも呼ばれる)

大都市とその周りの衛星都市を合わせた、通勤・通学で結び付いた範囲を大都市圏という。

3. 都市の階層と都市のつながり

根拠: 学習指導要領 地理探究-A-(4)-ア-(ア)

都市が大きくなると、国の中で抜きん出た都市や、国境を越えて世界を動かす都市、複数の大都市がつながった地域が現れます。

国の中で、人口や政治・経済の機能が集中し、2 位以下の都市を大きく引き離している都市を何というか?

首位都市(プライメートシティ)

タイのバンコクなど、発展途上国に多い。国内の人口と機能が 1 つの都市に集まりすぎていることを表す。

ボストンからニューヨーク・フィラデルフィアを経てワシントンまで、複数の大都市が帯状につながった地域を何というか?

メガロポリス

地理学者ゴットマンが名づけた。日本では東京から大阪にかけての都市群を東海道メガロポリスと呼ぶことがある。

隣り合う複数の都市の市街地が広がって、1 つにつながった都市域を何というか?

コナーベーション(連接都市)

ドイツのルール地方が代表例。炭田の上に工業都市が次々にでき、市街地が連なった。

国境を越えて金融・情報・企業の本社などの機能が集まり、世界の経済に大きな影響を持つ都市を何というか?

世界都市

ロンドン・ニューヨーク・東京がその代表とされる。

首都を新たに計画して建設した都市の例として、オーストラリアとブラジルの首都を挙げると?

キャンベラ(オーストラリア)とブラジリア(ブラジル)

キャンベラはシドニーとメルボルンの首都争いの妥協として、ブラジリアは内陸の開発を進めるために建設された。

このノートの 12 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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