みならいノート

地学 2027年度版

海洋の層構造

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このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。

根拠は高等学校学習指導要領(平成30年告示)「地学」の内容 (3) ア (イ) ㋐「海洋の構造」。
告示は「海洋に関する観測資料などに基づいて,水温と塩分の分布との関係など海洋の構造を
理解すること」を求めている。

0. どういう論点か

海は深さ方向に 3 層に分かれます。分け方の基準は水温です。

層 深さ 水温
表層混合層(表層) 0〜100 m 程度 ほぼ一定(波と風で混ざる)
水温躍層(主水温躍層) 〜1000 m 程度 急に下がる
深層 1000 m 以深 低温でほぼ一定(2 ℃ 前後)

引っかけの分かれ目は次の 3 つ。

1. 3 つの層

根拠: 学習指導要領 地学-(3)-ア-(イ)-㋐

表層混合層とは?なぜ水温がほぼ一定?

海面から数十〜100 m の層。風と波によってよくかき混ぜられているから

季節や海域で厚さが変わる。

水温躍層(主水温躍層)とは?

深さとともに水温が急に下がる層(およそ 100〜1000 m)

暖かい表層と冷たい深層の境目にあたる。

深層の水温はどれくらい?緯度によって大きく違う?

2 ℃ 前後。緯度によらずほぼ一定

深層水は極域で沈んだ冷たい水だから。

水温躍層が「密度の壁」として働くと、何が起こる?

上下の水が混ざりにくくなり、栄養塩が表層に上がってこない

だから低緯度の外洋は生物生産が低い。

高緯度の海で水温躍層が発達しないのはなぜ?

表層も冷たく、深層との水温差が小さいから

上下が混ざりやすい。

夏の海に季節的な水温躍層ができるのはなぜ?

表層だけが強く暖められ、下との差が大きくなるから

冬には冷却と混合で消える。

2. 水温・塩分と密度

根拠: 学習指導要領 地学-(3)-ア-(イ)-㋐

海水の密度は、水温と塩分によってどう変わる?

水温が低いほど、塩分が高いほど大きい

密度が大きい水は沈む。

海水が真水より凍りにくいのはなぜ?

塩分を含むため凝固点が下がる(約 −1.9 ℃)

だから極域でも凍らない海がある。

海水が凍るとき、塩分はどうなる?

氷にはほとんど入らず、残った海水の塩分が高くなる

そのため周囲の海水は重くなって沈む。

密度が大きい水が沈み込む場所はどこ?

グリーンランド沖(北大西洋)と南極周辺

深層循環の出発点になる(→ 海流と海洋の循環)。

水温が同じでも塩分が違えば密度が違う。これが海洋の構造にどう効く?

水塊(同じ水温・塩分をもつ海水のまとまり)ができ、混ざらずに層をなす

水温と塩分の組み合わせで水の来歴が分かる。

3. 海洋の地形と観測

根拠: 学習指導要領 地学-(3)-ア-(イ)-㋐

海洋の平均の深さはどれくらい?陸の平均の高さと比べると?

平均約 3800 m。陸の平均高度(約 840 m)よりはるかに大きい

地球の表面の約 7 割が海。

大陸棚とは?深さはどれくらいまで?

大陸の縁の浅く平らな海底。深さ約 130〜200 m まで

氷期に陸だった部分が含まれる。

海洋底の主な地形を、浅いほうから 4 つ挙げると?

大陸棚・大陸斜面・深海平原・海溝(および海嶺)

海嶺は大洋の中央にある高まり。

海水温の鉛直分布は、どんな観測で調べる?

水温・塩分・深度を同時に測る観測機器(CTD)や、自動で浮き沈みする観測フロート

人工衛星は表面水温と海面の高さを広く測る。

人工衛星で海面の高さを測ると、何が分かる?

海流の位置と強さ(海面の傾きから)、熱の蓄積、エルニーニョの推移

海流は海面をわずかに盛り上げる。

このノートの 16 問を、暗記カードで復習できます

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答えを隠して出題し、忘れそうなころにもう一度出します。

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