宗教のおこり
このノートの問いがそのまま復習カードになり、忘れかけたころに出題されます。
学習指導要領 歴史的分野 B (1) 古代までの日本 ア (ア)「世界の古代文明や宗教のおこり」。
0. どういう論点か
文明が生まれ、人々が国の中で暮らすようになると、身分の違いや争い、病気や死といった苦しみにどう向き合うかが問われるようになりました。
そうした中で、人の生き方や救いを説く教えがいくつも生まれ、国を越えて広まっていきます。
仏教・キリスト教・イスラム教は、今も世界の多くの人々の暮らしと結び付いています。
ここで覚えるのは、誰が・どこで・いつごろ開いたかという事実です。
| 教え | 開いた人 | おこった地域 | 時期(ごろ) | 教えを記した書物 |
|---|---|---|---|---|
| 仏教 | シャカ(釈迦) | インド | 紀元前 5 世紀 | 経典 |
| 儒教 | 孔子 | 中国 | 紀元前 6〜5 世紀 | 論語 |
| キリスト教 | イエス | パレスチナ | 1 世紀 | 聖書(新約聖書) |
| イスラム教 | ムハンマド | アラビア半島 | 7 世紀 | コーラン(クルアーン) |
引っかけの分かれ目は次の 3 つ。
- おこった順は仏教 → キリスト教 → イスラム教(イスラム教がいちばん新しい)
- 儒教は中国、仏教はインド(どちらも日本に伝わったので混ざりやすい)
- 論語は孔子が書いた本ではなく、弟子たちが孔子の言葉をまとめたもの
1. 仏教
根拠: 学習指導要領 歴-B-(1)-ア-(ア)
仏教を開いた人と、仏教がおこった地域は?
シャカ(釈迦)・インド
のちに中国や朝鮮半島を経て日本にも伝わった。
仏教では、人はどうすれば苦しみから救われると説いた?
修行を積んで悟りを開くこと
身分の違いにかかわらず救われると説き、人々に広まった。
2. キリスト教
根拠: 学習指導要領 歴-B-(1)-ア-(ア)
キリスト教を開いた人と、キリスト教がおこった地域は?
イエス・パレスチナ
ユダヤ教を基に、神の愛を説いた。
イエスの教えや行いをまとめた、キリスト教の書物は?
聖書(新約聖書)
弟子たちがイエスの言葉と行いを記した。
キリスト教は、ローマ帝国の中でどのように扱われるようになったか?
はじめは迫害されたが、4 世紀末には国の宗教とされた
ローマ帝国の広い領域を通じて、ヨーロッパに広まっていった。
3. イスラム教
根拠: 学習指導要領 歴-B-(1)-ア-(ア)
イスラム教を開いた人と、イスラム教がおこった時期・地域は?
ムハンマド・7 世紀・アラビア半島
唯一の神アラー(アッラー)への信仰を説いた。3 つの宗教の中でいちばん新しい。
イスラム教の教えをまとめた聖典は?
コーラン(クルアーン)
信仰だけでなく、食べ物や祈りなど日々の暮らし方も定めている。
4. 儒教
根拠: 学習指導要領 歴-B-(1)-ア-(ア)
中国の春秋時代に、思いやりの心(仁)と礼儀を大切にして国を治めることを説いた人物は?
孔子
その教えを儒教(儒学)という。漢の時代に国の教えとされ、のちに日本にも伝わった。
孔子の言葉や行いを、弟子たちがまとめた書物は?
論語
孔子自身が書いた本ではない。